中国で高齢不妊治療する日記

中国での不妊治療と生活いろいろ

中国での普段のご飯(粉もの編)

みなさんこんにちは、hukuhukuです。


最近は不妊治療ネタが続いてしまったので、今日は私が中国で普段食べているご飯を紹介したいと思います。


「普段の」なので、基本的には家ご飯になります(*´∀`*)


さて、みなさんは聞いたことがあるでしょうか?


中国は北は粉もの文化(小麦文化)、南は米もの文化(米粉の麺なども含まれます)です。また、中国には「东酸西辣,南甜北咸」という言葉があります。これは「東部はすっぱい味、西部は辛い味、南部は甘い味、北部はしょっぱい味を好む」という意味の言葉です。


ただし、私がいるのは北でもなく、南でもない「中原」と呼ばれる地域です。そのため、基本的には粉もの、米ものどちらも食べます。そして、いろいろな味の料理があります。
特色を強いて挙げるなら、羊肉を好む人が多く、空気が乾燥しているのでスープ料理が好まれるという点でしょうか。


そんな所で私が普段どんなものを食べているのかというと、まずひとつめは自炊したご飯です(笑)家族がいるのでこれは当然ですね。そして、もうひとつは学食のご飯です。


もちろん、週末などに友人たちや家族と外食する機会も少なくありませんが、こちらはまたそのうち紹介したいと思っています。


さて、先ほどお話したようにこの地域では粉もの、米ものどちらも食べますが


私は個人的に中国の粉ものが大好きです。


中国の粉ものというとみなさんどんな料理を思い浮かべるでしょうか?


中国の粉ものは、種類が大変多いです。
そのため、今日は多くの地域で食べられているポピュラーなものの中から、私がよく作る粉ものをご紹介します。


まず、中国の粉もので絶対に外せないのは餃子です。
「餃子が粉もの?」と思われる方もいるかもしれませんが、中国で餃子は決してビールのお供でもなければ、ご飯のおかずでもありません。主食です。


そのため、具よりも皮を食べる料理です。餃子の皮は最近はスーパーや麺屋さんでも買えますが、自分で作る人がほとんどです。私も特別忙しい時を除けば自分で作ります。


と言っても、具が重要でないわけではありません。日本では豚肉と白菜とか、豚肉とニラとかが定番だと思います。


中国でも豚肉と白菜、ニラ、セロリ、干し椎茸、牛肉と人参、卵とニラ(肉の入っていない餃子もあります)などの「定番」と呼ばれる餃子はありますが。実は中国の家庭で作られる餃子には決まりらしい決まりはありません。「冷蔵庫にあるもの」で作ります(笑)


ちなみに先週私が作った餃子はもやしと豚ひき肉、先々週作ったのは羊肉と玉ねぎでした。


もし、みなさんが中国にいらっしゃって餃子を食べる際には注意をしてください。中国のレストランで餃子を注文するときは「何人前」ではなく「重さ」で頼みます。「一斤」が500グラム(2人前くらい)で「一両」が50グラムになります。


そのため、一人で食べる時は5~7両で頼む人が多いです。


次に紹介したいのは包子(バオズ)です。


いわゆる肉まん的な粉ものです。
こちらも餃子と同じく、お肉が入っていないものも大変一般的です。


ちなみに私がよく作るのは、豚肉と干し椎茸、豚肉と貝柱、卵と青菜と春雨、人参と中華風ベーコン、豆腐とインゲンの肉まんなどです。私は個人的に野菜マンが好きですが、家族が肉食動物なのでお肉の包子をよく作ります。


主婦的には「~マン」を作っておくと、朝ごはんや忙しい時に便利なのです。皮が主食、中身がおかずですから。あとは、野菜の冷菜とお粥があればご飯ができます(・∀・)


他にも各種中国風のパンがあります。


中国風のパンは、中国語では「~馍」「~饼」と呼ばれるものが多いです。(全国で見れば種類がとてつもなく多いのでそれ以外にもいろいろあります)


たとえばこちらは「肉夹馍」と呼ばれる中国風のパンです。
字のごとく、パンでお肉を挟んだもの。


このお肉は角煮にしてから包丁で細かく切るので意外に手間が掛かった料理です。


ちなみに、この名前を直訳すると「肉で挟んだパン」になりますが、これはこの名前の方が豪華そうに聞こえるからだそうです(旦那くん談)


うちでは細かく切ったピーマン、パクチー、長ネギのみじん切りも挟んで食べます。
家族が好きなのでよく作ります。一緒に食べているのはかぼちゃのお粥です。


こちらは「鸡蛋煎饼」と呼ばれるのもで、生地を卵と一緒にフライパンで焼いて作ります。
お好みで中国風大豆味噌やラー油を塗って、魚肉ソーセージやきゅうり、レタスを巻いて食べます。うちの子どもは、これにさらに目玉焼きをのせて食べるのが好きです。


これは生地を発酵させる必要もないし、薄くてすぐ焼けるので朝ごはんによく作ります。


屋台やフードコートなどでも定番メニューとして置いてあるので、中国で食べたことのある方もいるかもしれません(´∀`)


中国風のパンは本当に種類が多く紹介しきれないので、このくらいにしておきます。


実は、私がせっせと肉まんを含む粉ものを作るのには「好きだから」以外にも理由があります。


それは、大学から小麦粉が現物支給されるからです(笑)


中国の大学では、年一で支給される現金ボーナスの他に、現物支給のボーナスもあるのが一般的です。こちらは年に3回ほど、重要な祝日(端午、中秋、春節)に支給されます。


たとえば、今年の春節に支給されたものは
お米×5キロ
小麦粉×5キロ
食用油×5リットル
卵×100個
丸鶏×1羽
粟(お粥の材料)×2キロ
クコの実×1キロ
花椒×500グラム
八角×500グラム
干し椎茸×500グラム
乾燥白キクラゲ×500グラム
でこぽん×5キロ


でした。
これが私と旦那くんダブルで支給されます。


毎回現物支給の内容は少し変わりますが、お米と油と小麦粉は必ず出ます。


そのため、1回10キロ(ふたり分)×祝日3回=計1年に30キロの小麦粉がうちに来ることになります。これを消費するためにせっせと粉ものを作ることになるのです。(お米は旦那くんの実家にもらってもらいます)


さて、粉ものの代表格である「麺」のお話もしたかったのですが、長くなりすぎてしまったので今日はここまでにします。次回は、これまた種類の多い麺について紹介したいと思います。


今日も見てくださってありがとうございました♪

ブログをお休みした理由

こんばんは、hukuhukuです。
ここ何日か、ブログの更新が滞ってしまいました…。


なぜかというと


採卵をしてきたから


です。


中国の不妊治療にもいろいろな方法があるようですが、今回私は1回目ということもあって、最もポピュラーな方法を行いました。


つまり


まずは卵をリセットして、できる卵のサイズができるだけ揃うように準備(約3週間)
この時期に茶オリもしくはそこそこの出血が見られることもあります。



次は促卵と呼ばれる「卵を大きく、多くしていく時期」(かかる時間は個人差が大きい)
私の場合は5日間自己注射→病院で検査(×1)→2日間自己注射→病院で検査(×5)→1日自己注射→病院で検査(×2)→入院、という流れになりました。やはり44歳という年齢から、人よりも少し長くかかった印象です。
*さらっと入院と書きましたが、中国での採卵は入院が必要です(入院の必要ない病院もありますが、良い成績を出している病院は入院が多い)。理由としては、採卵直前の卵子は排卵しやすく、また壊れやすいので安静にしてギリギリまで育てるためだそうです。



そして採卵ですが、こちらも中国ならではでしょうか?全身麻酔です。
ただ、採卵が済めば希望者は退院できます。希望しなければ移植まで入院になります。


私は今ここです(退院済み)



この後は、3日後(もちろんもう少しかかる場合もありますが、3日目に移植するのが最も一般的)に検査をして、問題がなければ移植になります。
日本はどうか分かりませんが、中国では「30歳以下、初体外受精」の人は1つ、「30歳以上、もしくは数回の体外受精で結果が出ていない」の人は2つの受精卵を移植するのが普通だそうです。
例外として「高齢(もちろん妊娠においてなので、40歳以上)、もしくは疾患があり着床が難しい、流産の可能性が高い」場合には希望すると3つまで受精卵を戻せるそうです。


ちなみに、私はまだ受精結果を知らないので決めていません



最後は移植後14日目、16日目の病院での妊娠検査という流れになります。



もちろん、私は採卵以降は未知の世界(笑)


そして、ここ何日かブログが空いてしまったお話に戻るのですが、実は本来今週末あたりが採卵になる可能性が高いと言われていました。しかし、最後の方で卵の育ちがなぜか突然良くなってしまったんです。それで、急遽入院、採卵という流れになりました。


入院と全身麻酔は面倒ですが、術後は痛みも出血もなく、麻酔も1時間半くらいで切れました。私は痛みに弱いので、全身麻酔でむしろ良かったです。病室も大変清潔で静かでよかったです!(看護師さんは相変わらずイライラしてますが(笑))


なので今日は、病院で午前中に休憩、お昼ご飯、薬を飲んで、問題がなかったため退院許可が下りたという感じです。


次は24日に受精・培養結果を病院に行って聞いてきます。
はぁ~緊張する(笑)
全滅とかだったら立ち直れないかもしれません。


ではでは、今日はちょっと疲れてしまったので取り急ぎ投稿まで(*´∀`*)
読んでくださりありがとうございました!

不妊治療を始めたきっかけと今現在

こんにちは、hukuhukuです。


「中国で不妊治療」と言いながら、ずーっと不妊治療と関係のないお話ばかりしているので、今日はまず今現在、私が不妊治療のどの段階にいるのかを説明したいと思います。


                     今はだいたいこのあたりです。
                             

(この表の内容に関しては、参考になる場合もあるかもしれませんので、後日使った薬と共に改めて中国での体外受精の流れを説明したいと思います)


中国語なので分からない内容もあるかもしれませんが(ただ、漢字で大体の内容は分かりますね)、今は卵子を育てて増やしている後期です。おそらく、1週間以内には採卵になるかと思われます。


「思われます」というのは…中国の病院(特に人気のある病院)を一言で表すなら「不親切」(笑)だからです。こちらが質問しなければ何も教えてくれません。まさに、まな板の上の鯉状態です。


実は、私は日本での不妊治療経験はありません。まだ、中国でも今回が1回目の体外受精になります。(その理由は後に)そのため、日本のクリニックと詳しく比較することはできませんが、ブログやネットを調べた感じだと、日本では個人クリニックが主、中国では総合病院(大学病院)が主というのが大きく異なる点でしょうか?


そして私が通っているのは、私が住んでいる地域では最も大きな大学病院で、また生殖科(中国ではこのような呼び方をします)でも最も高い成績を出している病院です。


そのため、いつもものすごく混んでおり、看護師さんたちはいつもイライラしています(笑)


医療用語や専門用語が時に聞き取れず聞き返したりすると、あからさまにめんどくさそうな顔をされます。そして、はっきりしたスケジュールや卵子の数、飲む薬の効能なども聞かなければ教えてもらえません。というか、聞いてもあまり説明してもらえない場合さえあります。この点に関しては、日本のクリニックは親切そうでいいなぁ~と思います。


ただ、私としては


結果さえ出してくれるならサービスはどうでもいい


のです。


日本ではどうなのかは分かりませんが、この病院では平均的な40代前半の体外受精の成功率は30-40%ほどだと言われています。そこにになんとか滑り込めるように、今は毎日自己注射を打ち、薬を飲んでいます(私は先端恐怖症気味なので旦那くんが打ってくれます)。


今日はちょっと中国の病院に対する愚痴のようになってしまいましたが、中国で不妊治療をすることにも良い点はあります。


まずは、社会全体における不妊治療の認知、許容、理解が大きい点です。基本的に不妊治療をしていることを隠す必要はありません。言いにくいという雰囲気もありません。また、人口大国のため、’不妊治療の臨床数がとてつもなく多いというのも良い点になると思います。最後に、不妊治療に対して協力的な旦那さんが多いという点も挙げられるかと思います。


中国では「共働き」が当たり前なのと同時に、「家事・育児(子どもについて)も半分こ」なのです。


ではでは長くなりましたので、不妊治療を始めるきっかけについてはまた次回お話したいと思います。今日も読んでくださってありがとうございました(*´∀`*)